トイレットペーパーの相場
まずは2026年10月現在のトイレットペーパーの相場を確認しましょう。ここでは、シングルとダブルの人気商品の1パック(12ロール入り)の価格と、1m当たりの実質的な価格を見ていきます。
シングルの相場
シングルのトイレットペーパー1パックの価格は様々ですが、1m当たり価格は、0.81円~1.13円で、平均は1.05円です。2年前と比較すると全体的に相場が上がっていることがわかります。
ダブルの相場
ダブルのトイレットペーパー1パックの商品ごとの価格は、シングルと同じブランドのため一緒です。しかし、1m当たり価格は1.63円~2.26円で、平均2.07円とシングルに比べて高めでした。
トイレットペーパーの価格動向
トイレットペーパーの価格は、原料費や配送費などの影響を受けて変動します。近年の価格の推移や、値上げの要因について見ていきましょう。
近年の価格の推移
近年のトイレットペーパー1パック(12個入り)の価格は、月によって多少の上下はあるものの、全体としては大きく上昇傾向にあります。
総務省統計局のデータをもとに全国の平均価格を見ていくと、2017年12月は293円でしたが、2020年10月には655円へ上昇しました。 その後も値上げの波は続き、2024年3月の調査では全国平均で796円となり、2025年には年間を通じて830円台で高止まりしました。 さらに、2026年に入り4月、そして7月〜8月にかけて大手メーカーを中心に10%〜20%以上の大規模な値上げが実施された影響で、2026年8月には全国平均が929円まで急上昇しています。
近年の値上げの要因4つ
トイレットペーパーの値上げの主な要因には、パルプや古紙といった原料や製造する際の原料価格、エネルギー価格、物流費の高騰、人件費の上昇があります。
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原料価格の上昇:パルプの原料の木材チップは多くを輸入に頼っているため、大幅な円安の継続がコスト増に直結しています。さらに近年は中東情勢不安による原材料・資材の調達価格上昇も影響しています。古紙についてもペーパーレス化の影響で回収量が減少し、価格は上昇傾向にあります。
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燃料費の上昇:トイレットペーパー製造時には大きな機械を動かすたくさんの電気・ガスが必要となります。昨今のエネルギー価格・燃料費の高止まりが製造コストを大きく押し上げています。
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物流費の上昇:2024年4月から始まったトラックドライバーの残業規制以降、国内の配送料が恒常的に上昇していることも要因です。トイレットペーパーは大きさの割に値段が低いので物流費の割合が高くなってしまいます。また荷物の上げ下ろしが大変な点も影響しています。
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人件費の上昇:日本全体の賃上げがトイレットペーパー業界にも影響を及ぼしています。生活に必須のトイレットペーパーが不足する事態を防ぐためにも、関連会社は賃上げをしていく必要があります。
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トイレットペーパーの値段の違いは?
シングルとダブル
同じブランドのダブルとシングルのトイレットペーパーは同じ価格なことが多いです。シングルはダブルと比べて倍の長さのため、1m当たりの価格に換算すると、シングルはダブルより安くなります。
巻きの長さの違い
一般的なトイレットペーパーの1ロールの長さは約50mですが、最近は1.5倍巻や3倍巻、5倍巻と長巻タイプも増えてきました。 長巻タイプは1パックの価格は高いですが、1m当たりの単価は安くなることが多いです。
香り付きやプリント、カラーなどの違い
バラや白檀、フルーツなど香り付きのトイレットペーパーや、キャラクターやイラストがプリントされているもの、白以外のカラーのものは、白一色のものより少し高めの価格設定になっています。一方で、トイレに非日常感が生まれ、好きな香りに包まれたり、好きなキャラクターを楽しめることは魅力的ですね。
紙の原料の違い
トイレットペーパーの原料には、主にパルプと古紙の2種類があります。一般的に古紙の方が原料としての価格が安いため、古紙を使ったトイレットペーパーはパルプより安くなります。また、パルプでも柔らかさや吸水性などによって価格は変わってきます。
トイレットペーパーを購入する際のポイント
トイレットペーパーを選ぶ際に「何を基準にしたらいいんだろう?」と迷ったことはありませんか?ここでは選ぶ際のポイントを5つご紹介します。
価格と品質のバランス
低価格な商品がお得と感じがちですが、巻きの長さが短かったり、使用感が悪かったりすることがあります。反対に価格が高い商品は使用感は良いものの、家計への負担が大きくなります。ご自分にとって最適なバランスを見つけることが大切です。
シングルとダブル
先ほども触れましたが、シングルはダブルよりコスパが良い一方、使い心地が少し硬めに感じることもあります。肌が敏感な方や柔らかい肌触りを求める方には、ダブルを選ぶのがおすすめです。
長巻タイプや芯なしタイプ
長巻きタイプは、通常のトイレットペーパーよりコスパが良く、取り替えの手間が少なくなります。また、芯なしタイプはゴミが出ないので楽です。最近は長巻で芯なしのタイプもあります。
箱買いやセールでの購入
トイレットペーパーは、まとめ買いすると1ロールあたりの単価が安くなることが多いです。ネット通販なら自宅まで届けてもらえるので、実店舗では難しい箱買いも気軽です。また、お店のセールをこまめにチェックしておくと、おトクに購入できますよ。
メートル単価を見る
トイレットペーパー購入時は店頭に出ている価格だけで見てしまいがちですが、メートル単価を知ることもポイントとなります。 シングルダブル、使用量で異なりますが、一度メートル単価を調べて見ることもおすすめします。
コスパ重視なら5倍巻き
トイレットペーパー購入時のポイントを確認してきましたが、度重なる値上げの中で最もコスパを重視するのであれば、5倍巻きという商品を選ぶのがいいでしょう。5倍巻きのトイレットペーパーは大きさはほとんど同じなのに、巻いている紙の長さが通常ロール(シングル50m)の5倍の250mもあります。
2026年現在の相場では、シングル1mあたりが通常商品で1.05円ほどですが、5倍巻きは0.68円ほどになります。ダブルにおいても、1mが通常商品で2.07円ほどに対して5倍巻きが1.50円ほどと、シングル・ダブルのどちらと比較しても圧倒的にコスパがいいという結果が出ています。
また、トイレットペーパー交換の時間削減、保管場所のスペースの削減、長持ちするので災害時に役に立つ、芯がないために環境にも優しい、という面もありますので家庭だけでなく企業など幅広い場所で活躍してくれるでしょう。
まとめ
トイレットペーパーの値上げの動向や要因、商品によって価格が異なる理由や選ぶ際のポイントについてお伝えしました。
近年は度重なる値上げにより価格が上昇傾向にあるトイレットペーパーですが、商品ごとに特徴は様々です。価格と品質のバランスを見ながら、好みに合う満足度の高い商品を見つけましょう。




