トイレットペーパーには、やわらかいタイプからかためのものまで、多くの種類が存在します。
やわらかい物のほうが品質が良いと言われることもありますが、かたいものの品質が悪いわけではなく、その耐久性とコストパフォーマンスから高い評価を得ており、特に業務用で好まれる傾向にあります。
今回は、かためのトイレットペーパーの特徴やメリット、選ばれる理由などについてご紹介します。
代表的なかためのトイレットペーパー
トイレットペーパーにはさまざまな種類がありますが、かためのトイレットペーパーは主に業務用として広く利用されています。
ここでは、代表的なかためのトイレットペーパーについて詳しく見ていきましょう。
業務用のトイレットペーパー
業務用トイレットペーパーは、主に飲食店やオフィスビル、公共施設など多くの人が利用する場所で重宝されています。
大規模な施設では、取り替えの頻度を減らすために、トイレットペーパー1ロールにたくさんの紙を巻いている長巻きタイプのトイレットペーパーが採用されていることが多いです。
ハードタイプと書かれているトイレットペーパー
ハードタイプのトイレットペーパーは、紙自体が少しかために作られています。以前はこのかための紙の商品も多く利用されていましたが、紙自体は柔らかいほうが好まれることが一般的になり、現在はあまり見かけなくなりました。ハードタイプと記載されているものも、業務用や長巻きのトイレットペーパーに記載していることが多くなっています。
かためのトイレットペーパーが業務用に多いのはなぜ?
かためのトイレットペーパーが業務用に多く使用される理由は、そのコストパフォーマンスにあるとされています。
業務用の施設では多くの人が利用するため、消費が激しくなりがちで、トイレットペーパーの交換だけでも一苦労となってしまいます。
かためのトイレットペーパーは、現在は上述の通り長巻きのトイレットペーパーであることが多く、1ロールで長持ちし、交換頻度を抑えられる長巻きは業務用として歓迎されるのです。
かためのトイレットペーパーの特徴
では、かためのトイレットペーパーの特徴を整理しておきましょう。
繰り返しになりますが、かため=長巻きのトイレットペーパーになります。長巻きというのは、一般的なワンタッチタイプのホルダーに設置できて、1ロールに通常よりもたくさんの紙が巻いてあるトイレットペーパーのことです。一般的なトイレットペーパーはシングルで50~65mの紙を巻いているもののことなので、それ以上の紙が巻かれているものは長巻きとなります。
かためのトイレットペーパーを利用するメリット
それでは、かため=長巻きのトイレットペーパーを利用するメリットを見ていきましょう。
コストパフォーマンスがいい
繰り返しになりますが、かためのトイレットペーパーは長巻きのトイレットペーパーです。長巻きになると、1ロールにたくさんの紙が巻けるようになり、結果として1mあたりのコストは下がります。このため、コストパフォーマンスが良いということになります。
手間の削減
長巻きのトイレットペーパーであれば、トイレットペーパーの交換頻度も減らすことができます。また、長巻きはその多くが芯なし(トイレットペーパーの芯がない)になりますので、芯を棄てる手間も削減できます。
保管スペースの削減
長巻きのトイレットペーパーは1ロールにたくさんの紙が巻かれていることから、ストックの量を抑えることができます。トイレットペーパーはかさばりますので、特に倉庫などが広くない場合は、在庫量を減らした運用ができることはメリットとなるでしょう。
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かためのトイレットペーパーを利用するデメリット
かためのトイレットペーパーは、コストパフォーマンスの高さなどのメリットを提供する一方でデメリットも存在します。
ぺらっとした感じになる
トイレットペーパーを長巻きにするためには、紙を強い圧力で巻き取ることが必要になります。トイレットペーパーはふんわり感を出すためにゆるく巻いているのですが、長巻きはその圧力で押し付けられるようになるため、紙自体がぺらっとした感じになります。巻く長さが長いほどこのぺらっと感は強くなるため、5倍巻きは一般的な長さとはかなり感触が違いがあると考えてよいでしょう。
コスパだけを純粋に追求するなら気にする必要はありませんが、ふんわり感を大事にしたい方には、物足りなく感じる可能性があります。
店舗で売られていないことが多い
長巻きといっても長さはさまざまで、2倍巻きなどは店頭でも一般的に販売されるようになってきています。現在では5倍巻きなどの商品も登場していますが、スーパーやドラッグストアで見つけることは難しいでしょう。一般的な長さの1ロールも5倍巻きの1ロールも外見は似ているので、お店で安さをアピールしにくい点も、お店で5倍巻きが販売されにくい理由になっています。
5倍巻きを購入するには通販か業者に依頼するのが便利でしょう。
まとめ
かためのトイレットペーパーは、現在では長巻きのトイレットペーパーをさすことがほとんどです。長巻きはコスパが良いだけでなく、交換や購入の手間が少なく、保管の際も省スペースであるなどメリットが多いことが分かりました。
特に、5倍巻きのトイレットペーパーは、業務用だけでなく家庭でも重宝できるでしょう。
一方でぺらっとした感じを好まない方もいると思うので、まずは少量から試してみるのが良いでしょう。
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また、5倍巻きのトイレットペーパーは店頭では入手しにくいことが多いので、通販の利用が良いでしょう。企業でお付き合いのある業者さんがいる場合には、業者さんに依頼するのも良いかもしれません。