トイレットペーパーのにおいのあれこれ

トイレットペーパーのにおいのあれこれ

 

トイレは日常生活に欠かせない場所ですが、ちょっとした工夫でその空間をさらに快適に保つことができます。
その工夫の1つとして「香り」があり、香り付きトイレットペーパーはトイレ空間を非日常化し使用者に心地よいひとときを提供する便利なアイテムです。

今回は、香り付きトイレットペーパーの種類や香りがどのようにして付けられているかなどを紹介していきます。

  

トイレットペーパーの匂いにはどんなものがある?

香り付きトイレットペーパーは、トイレ空間を快適にする方法として広く認知されています。現在は選択肢が豊富で、好みに応じた香りを選ぶことができるのが特徴です。
それでは、具体的にどのような香りがあるのか、詳しく見ていきましょう。

 

緑茶の香り

緑茶の香りがするトイレットペーパーは、リフレッシュ効果があり、爽やかな気分にさせてくれます。緑茶の自然な香りが、トイレ空間を和やかに包み込み、心を落ち着かせるトイレ体験を提供してくれます。

緑茶の力 シングル 12ロール×6パック

緑茶の力 ダブル 12ロール×6パック

 

白檀の香り

白檀の香りは、上品で落ち着いた雰囲気を醸し出します。古くからお香として愛されてきた白檀は、リラックス効果が高く、トイレ空間をより穏やかで心地よいものにしてくれるとともに、ぜいたくな気分を感じられるでしょう。

白檀の香り トイレットペーパー ダブル 4ロール×12パック

 

フレッシュクリアの香り

フレッシュクリアの香りは、清潔感と爽快感を感じさせてくれます。シトラス系やミント系の香りが特徴で、トイレを使った後に空間をリフレッシュさせ、気持ちの良い清涼感を与えてくれます。

エリエール 消臭+ トイレットペーパー ダブル 12ロール×6パック

 

 

 

香り付きトイレットペーパーがある理由

香り付きトイレットペーパーは、トイレ空間をより快適なものにする目的で製造され、1990年代に広く使用されるようになりました。

現在では、リラックス効果のある香りや清潔感を感じさせる香り、さらには季節を感じさせる香りなど、さまざまな種類の香りがラインアップされています。

また、トイレットペーパーの芯にイヤな臭いの消臭効果を持たせて、ペーパーそのものの香りを引き立てるものなど、心地よい香りを感じられる商品も登場しています。

   

 

香り付きトイレットペーパーはどうやって作っている?

香り付きトイレットペーパーは、紙自体に香料が付けられていると思われがちですが、実際には芯に塗布されています。

トイレットペーパー本体から香りがすることがありますが、これは芯につけられた香料がパッケージ内で移ったためです。

製造プロセスでは、香料が均一に染み込むように特殊な加工が施され、柔らかさや強度も考慮されています。
さらに、香りの強さや持続性、肌触りなどの品質管理が厳格に行われており、環境に配慮した持続可能な製品づくりが求められています。

  

 

簡単にトイレットペーパーに匂いをつける方法

市販されている香り付きトイレットペーパーを利用せずに、自分の好みの匂いをトイレットペーパーにつける方法もあります。

好きな香りのエッセンシャルオイルやアロマスプレーを用意し、トイレットペーパーの芯に数滴たらします。
この芯に染み込んだ香りが、徐々に紙全体に広がり、使用するたびにほのかな香りを漂わせることが可能です。

  

 

トイレットペーパーにトイレ臭が付着する?

トイレットペーパーがトイレ内の臭いを吸収してしまう事象は、多くの人が経験する問題といえるでしょう。

トイレットペーパーは、周囲の臭いを吸収しやすい性質があるため、強い臭いをもつ物質の近くや環境下に置いておくと、それらの臭いを吸収してしまいます。
さらに、トイレという閉鎖的な空間では、換気が不十分な場合臭いがこもりやすくなるため、トイレットペーパーに臭いが付着しやすくなります。

 

 

トイレの臭いの原因

トイレの臭いにはいくつかの原因がありますが、主に以下の要素が挙げられます。

 

アンモニア臭

アンモニア臭は、主に尿から発生する臭いです。

尿に含まれるアンモニアは、時間が経つと揮発し、臭いが強くなります。
そのため、トイレの使用後にすぐに流さなかったり、床や便座周りに尿がこぼれてしまうと、アンモニア臭が広がりやすくなるといえます。

 

カビ臭

トイレは湿気が多い環境であり、カビが発生しやすい場所でもあります。
特に、換気が不十分で湿度が高い場合、壁や天井、床の隙間などにカビが生え、その結果、独特のカビ臭が発生します。

トイレタンクや便器の水がたまっている場所や水しぶきがかかった場所などで、カビの活動が活発になれば、トイレの中にカビの臭いが充満することになるでしょう。

 

下水臭

下水臭は、トイレの排水管から発生する悪臭です。排水管が詰まっていたり、トラップ内の水が蒸発してしまうと、下水から臭いが逆流してくることがあります。

長期間使用していないトイレでは、トラップ内の水がなくなりやすく、下水臭が発生しやすくなります。

 

 

 

トイレットペーパーに臭いがうつらない方法

トイレットペーパーに臭いがうつらないようにするための対策として、トイレの環境整備やトイレットペーパーの保管方法に注意を払うことが重要です。

 

臭いの強いところへ置かない

まず、トイレットペーパーを臭いの強い場所や湿気がこもりやすい場所に置かないことが大切です。換気が不十分な場所に置いたり、強いにおいを発するものと同じ空間に保管したりすることがないようにしましょう。

あまり神経質になる必要はありませんが、できるだけ風通しが良く、乾燥した場所に保管するのがよいでしょう。

また、古いトイレ設備などでトイレ自体の臭いが気になる場合は、トイレットペーパーの予備をトイレ内ではなく、別の場所に保管するなどの対策が有効です。

 

なるべくパッケージから出さない

パッケージングされている包装紙やビニール袋からトイレットペーパーを出さないようにすることで、臭いを吸収する機会を軽減できます。ただ、包装紙やビニール袋も完全密閉されているわけではなく、わずかな隙間から臭いがうつる場合があるため、パッケージから出さなければ絶対に安心というわけではありません。

 

 

 

まとめ

香り付きトイレットペーパーは、トイレ空間を快適に保ち、使用者にとってのリラックス効果を高めるアイテムとして、多くの人に利用されています。

製造過程や自宅で簡単に香りをつける方法を知っておくことで、さらにトイレットペーパーを快適に使用することが可能です。
トイレットペーパーを選ぶ際は、香りや使い心地、そして保管方法にも気を配ることで、より快適なトイレ空間を作り出せるでしょう。

 

 

湯浅紙店 監修

湯浅紙店を運営する株式会社ユアサのスタッフが監修しています。ユアサは創業大正14年。トイレットペーパーやティッシュペーパー、ポリ袋などの日用消耗品の卸売、販売の老舗企業です。特に、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの家庭紙製品については、日本国内の多数の製造工場の見学や、工場責任者との意見交換により、製品製造に関する知見を深めています。また、アンケートや訪問により特に企業の消耗品利用ニーズにも精通しています。

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