トイレットペーパーのブランドを知りたい!選び方や高級ブランドを解説

トイレットペーパーのブランドを知りたい!選び方や高級ブランドを解説

 

トイレットペーパーにはさまざまなブランドがあります。見た目やサイズは同じように見えますが、価格や使い心地、機能の面で違いがあり、どれを選べば良いのか悩んでしまうかもしれません。
今回の記事では、トイレットペーパーの主なブランドと、選び方について解説します。
また、ちょっと贅沢な気分になれる「高級トイレットペーパー」のご紹介もします。
トイレットペーパーの選び方に悩んでいる方、トイレットペーパーにこだわりたい方にぴったりの内容です。ぜひ、最後までお読みください。

  

トイレットペーパーのブランドの種類を紹介

まずは主なトイレットペーパーのブランドとその特徴をご紹介します。

 

エリエール

日本一のシェア率を誇る製紙会社「大王製紙」の代表ともいえるブランド「エリエール」は肌触りの優しさにこだわり抜いた品質の高さが魅力です。
スタンダードなタイプとしては「エリエール コンパクト」があります。
凹凸を深めにした新改良のエンボス加工でふっくら柔らかな肌ざわり、優しい花の香りも爽やかで、トイレを使う度にほっと安らげそうです。

参考:エリエール コンパクトシングル 8ロール
 

クリネックス

クリネックスは日本製紙クレシアが製造するトイレットペーパーのブランドです。
やや厚みのある柔らかい紙質で、エンボス加工が施されているため上品な質感です。
芯の部分には消臭効果のあるリンゴ酸が加えられていますが、リンゴ酸自体は無臭なため、においが気になることもありません。
蛍光塗料も無添加で、体に優しい自然派のトイレットペーパーです。

参考:クリネックス 長持ち シングル 82.5m 8ロール×8パック

 

ネピア

王子ネピア株式会社のブランド「ネピア」は、機能性と快適性の両立を目指した、高い生産技術のもと、製造されています。
「ネピア プレミアム」は高密度ソフトエンボス加工でふんわり柔らかな肌触りです。
また、大量の水を含んでもボロボロになりにくいので、温水洗浄便座向きのトイレットペーパーです。

参考:ネピア プレミアム1.5倍巻き シングル 8ロール

 

丸富製紙

トイレットペーパーやペーパータオルの製造を行っている丸富製紙では、「Hanataba」とトイレットペーパーブランドを取り扱っています。
Hanatabaは芯に塗布した緑茶成分が消臭効果を発揮し、トイレの気になるアンモニア臭を軽減します。
蝶や羽のエンボス加工もかわいらしく、使うたびにハッピーになれそうです。
来客にもぴったりの高級感があります。

参考:Hanataba パルプ 100% トイレットペーパー シングル 12ロール×8パック

 

 

トイレットペーパーのブランド別比較表

それでは、上記でご紹介したトイレットペーパーについて、価格・使い心地それぞれの比較をしてみましょう。

 

価格

湯浅紙店で販売している各ブランドのトイレットペーパーの価格は以下の通りです。

  商品名 価格(税込) 長さ・ロール数 紙の長さ 1mあたりの価格
エリエール

エリエール コンパクト シングル

5,438円 8ロール×8パック 82.5m 約1.03円
クリネックス クリネックス 長持ち シングル 5,192円 8ロール×8パック 82.5m 約0.98円
ネピア ネピア プレミアム1.5倍巻 シングル 5,192円 8ロール×8パック 82.5m 約0.98円
丸富製紙 Hanataba パルプ 100%トイレットペーパー シングル 4,136円

12ロール×8パック

50m 約0.86円

 いずれも1m当たりの価格は1円前後となります。金額単位が小さいのでほぼ違いが無いように見えますが、エリエールと丸富製紙のHanatabaでは2割金額が違います。

 

使い心地

肌触りや消臭機能、香りといった使い心地をまとめると以下のようになります。

  商品名 肌触り 消臭機能 香り
エリエール エリエール  コンパクトシングル 柔らかくてしっとり 不明 花の香り
クリネックス クリネックス 長持ち シングル なめらかで上質 有(リンゴ酸配合) 無香料
ネピア ネピア プレミアム1.5倍巻 シングル 柔らかいがしっかりしている 不明 無香料
丸富製紙 Hanataba パルプ 100%トイレットペーパー シングル 柔らかくなめらか 有(緑茶成分配合) 無香料

 いずれも柔らかな肌触りです。多少使用感が異なりますので、好みで選ぶと良いでしょう。
また、トイレのにおいが気になる方は消臭機能や香りがつけられているものを選ぶと、トイレを快適に使うことができます。

 

 

トイレットペーパーのブランドで人気なのは

 

人気のある価格帯

よく使われているトイレットペーパーの価格帯は、シングルで0.6円~1.2円/m(1ロール当たり55~124円)、ダブルで1.3~2.1円/m(1ロール当たり43~73円程度)です。

1ヵ月を30日とし、シングル1ロール=50mで計算すると、1ヵ月のトイレットペーパー使用量は1人当たり

 男性:1.37m×1回×30日≒38.2m≒0.76ロール
 女性:1.14m×6回×30日≒229.3m≒4.59ロール

ダブルはダブルは1ロール25mとすると、ダブルの1か月のトイレットペーパーの使用量は

 男性:38.2m×86%≒33.0m≒1.32ロール
 女性:229.3m×86%≒197.8m≒7.91ロール


つまり、トイレットペーパーの費用はシングルで

 男性:1.37m×1回×30日≒38.2m≒0.76ロール×55~124円(41.8~94.24円)
 女性:1.14m×6回×30日≒229.3m≒4.59ロール×55~124円(252.45~569.16円)

ダブルで

 男性:38.2m×86%≒33.0m≒1.32ロール×43~73円(56.76~96.36円)
 女性:229.3m×86%≒197.8m≒7.91ロール×43~73円(340.13~577.43円)

となります。


トイレットペーパーの使用量は以下URLの記事より算定

https://yuasakamiten.com/blogs/iseecolumn/toiletpaper-1roll-howmanydays

 

高級ブランドの価格帯

トイレットペーパーの中にはトリプル重ねのものや保湿成分が含まれているなど、「高級ブランド」と呼ばれるものも多くあります。
価格帯は非常に幅が広く、1m当たりの価格は3円~60円程度とさまざまです。

特に価格の高いのは望月製紙の「羽美翔」(はねびしょう)です。和モダンのデザインと玄妙な色遣いが美しく、まるで美術品のようなトイレットペーパーで、皇室献上品にもなりました。
価格は3ロールで5,500円(1ロールの長さ30m)と、通常のダブルのトイレットペーパーの20~30倍です。その高級感から、内祝いや誕生日プレゼントなどに利用されているようです。

※調査方法:価格.comの「高級 トイレットペーパー」から、上位5件を抽出


 

トイレットペーパーの高級ブランド

最後に、トイレットペーパーの「高級ブランド」についてもう少し掘り下げてみましょう。

 

高級なトイレットペーパーとは

「高級なトイレットペーパー」には、はっきりした定義はありませんが、大まかには以下のようなトイレットペーパーが該当すると考えられます。

名称に「高級」とついている
一般的なトイレットペーパーより価格が高い(1ロール500円~2,000円)
トリプル重ねや保湿剤添加、すかし模様入り、色つきなど、一般的なトイレットペーパーにはない付加価値がある
桐の箱入り、包装紙が土佐和紙であるなど包装が豪華

上記のいずれかを満たしているものが「高級トイレットペーパー」であるといえるでしょう。

 

使い心地

先ほどご紹介した通り、高級トイレットペーパーの定義には「見た目や包装が豪華」というように、機能とは別の要素もあります。
一般的なトイレットペーパーより使い心地が良いかどうかよりも、高級トイレットペーパーの価値として贈答用にできるプレミア感にあります。しかし、「3枚重ね」、「通常より厚みがある」、「保湿剤が添加されている」など、機能的に優れている高級トイレットペーパーは非常に柔らかく、まるでシルクの布で拭いているような肌あたりの良さや上質感を味わえるでしょう。

 

 

まとめ

トイレットペーパーのブランドごとのおすすめ商品や特徴、価格、また高級トイレットペーパーについて解説しました。
トイレットペーパーはブランドごとにさまざまな性質があり、価格帯も異なります。
国産のトイレットペーパーであれば一定の基準はクリアしており、いずれも柔らかい肌触りで使用には問題はありません。
トイレットペーパーにこだわる方は、数種類を試してみて、好みの肌触りのブランドを探してみましょう。
また、高級トイレットペーパーは品質はもちろんですが、見た目や包装に高級感があるために価格が高くなっているものも少なくありません。
自宅で使用する場合は、機能と価格のバランスを考えて選ぶと良いでしょう。
また贈答用として選ぶと喜ばれるでしょう。

 


湯浅紙店 監修

湯浅紙店を運営する株式会社ユアサのスタッフが監修しています。ユアサは創業大正14年。トイレットペーパーやティッシュペーパー、ポリ袋などの日用消耗品の卸売、販売の老舗企業です。特に、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの家庭紙製品については、日本国内の多数の製造工場の見学や、工場責任者との意見交換により、製品製造に関する知見を深めています。また、アンケートや訪問により特に企業の消耗品利用ニーズにも精通しています。

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