トイレットペーパーの裏表はどっち?

トイレットペーパーの裏表はどっち?

 

トイレットペーパーに裏表があることをご存知でしょうか。

多くの人が気に留めていないかもしれませんが、トイレットペーパーには裏表が存在し、それぞれに異なる特徴があります。

この記事では、トイレットペーパーの裏表の見分け方や違い、どちらの面で拭くのが理想的なのかなどについて紹介します。

 

  

トイレットペーパーの裏表の違いとは

トイレットペーパーには「裏面」と「表面」が存在するのであれば、それはどうやって見分けるのがいいのか、どんな違いがあるのか、というところから見ていきましょう。

 

トイレットペーパーの裏表の見分け方

トイレットペーパーの裏表を見分ける方法はいくつかありますが、最もわかりやすいのは実際に触って感触を確かめることが挙げられます。

表面は滑らかで柔らかいことが多く、裏面は少しざらついていることが多いです。
また、商品によって光にかざすと表面の模様が浮かび上がるものもあります。

 

トイレットペーパーの表と裏の機能的な違い

トイレットペーパーの裏表は使用感にも影響を与えます。表面は肌に直接触れる側であるため、吸水性が高く、紙質も柔らかい仕上がりとなっています。

これに対して、裏面は吸水性が低く、肌触りも粗く感じやすいため快適性に欠けると感じる人もいます。

 

シングルとダブルの裏表

トイレットペーパーにはシングルとダブルの2種類があり、それぞれ裏表の感じ方に違いがあります。

シングルタイプは一枚の紙でできているため、紙が薄く、裏表の違いがはっきりと感じられます。

対照的に、ダブルは紙が二層に重なっているため、裏表の区別がつきにくいですが、裏面も比較的滑らかな商品もあり、使用時の違和感が少なく感じられます。

  

 

トイレットペーパーの裏表どちらで拭くのか

トイレットペーパーの裏表の見分け方が分かったとしても、実際どちらの面を利用すれば効果的なのか気になる方もいるのではないでしょうか。

ここでは以下の3つのポイントを紹介します。

 ・裏表の選び方とその理由
 ・裏表の使用感の違い
 ・裏表の効果の違い

 

裏表の選び方とその理由

裏表を選ぶ際には、以下の点を考慮することで日常のトイレ利用がより快適で満足度が向上するでしょう。

 

肌触り

 肌触りは、利用者の快適さに直接影響する要素であるといえるでしょう。
表面は滑らかで柔らかく、裏面は少し粗いものが多いとされています。
滑らかな表面を使うことで肌に優しく刺激を軽減することが可能です。

 

吸水性

吸水性は使用時の効率性に関わってくるため、考慮したいポイントといえます。高い吸水性を持つ面を使用することで、少ないペーパー量でも効率的に水分を吸収できます。
また、エンボス加工が施されたトイレットペーパーの場合、凹凸があることでより水分を吸収できるため、トイレの後の不快感を軽減し、清潔感を保つ助けとなるでしょう。

 

耐久性

耐久性のある面を使用することで、利用中にペーパーが破れたり手に付着する心配がなく、
安心して利用できます。

 

裏表の使用感の違い

トイレットペーパーの裏表の違いによって、使い心地が変わってくるといえます。
表面を使用することで、滑らかな質感と肌に優しい使用感を得ることができます。

一方、裏面を使うと少し粗い質感により、より清潔感を得ることが可能です。
このため、よりしっかりと汚れを取りたい場合には、裏面を使うことで効果的に拭き取ることができます。

 

裏表の効果の違い

トイレットペーパーの表面を使うことで、摩擦による刺激を減らしつつ、肌を保護する効果が得られます。これはデリケートな部分のケアに有効的です。

裏面は摩擦が強く、頑固な汚れを効率的に取り除くことができます。
これにより、しっかりとした清掃が可能となり、常に清潔を保つことが可能です。
 

 

  

トイレットペーパーの表が出るようにするには

トイレットペーパーの使い勝手を向上させるためには、表が常に外側に出るように設置することが重要です。
これにより、使う際にスムーズに引き出すことができ、快適に利用できるでしょう。

主に以下の点について紹介していきます。

 ・トイレットペーパーの表がでる巻き取り方
 ・表が常に出るトイレットペーパーの種類

それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。

 

トイレットペーパーの表がでる巻き取り方

トイレットペーパーの表が出るようにするための方法はいくつかあります。

具体的な方法として以下を紹介します。

 ・ロールの取り付け方向を確認する
 ・巻き取り直しする
 ・エンボス加工を確認する

それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

 

ロールの取り付け方向を確認する

トイレットペーパーホルダーにロールを取り付ける際、通常紙の端がロールの上から引き出せるようにセットするかと思います。

しかし、実際に表面を使えるよう折り重ねようとすると手間がかかります。
そのため、トイレットペーパーホルダーに逆さにセットすることで、折り重ねた際に表面が出るようになり、ペーパーの引き出しがスムーズになるといえるでしょう。

 

巻き取り直しする

トイレットペーパーを購入した後、自分で巻き直すのも有効です。ロールの中心からペーパーを引き出しながら巻き直すことで、表面が外側に出るよう調整できます。

 

エンボス加工を確認する

トイレットペーパーの中には、エンボス加工が施されているものがあります。エンボス加工されているものの表面は、凹凸が施されているため、見た目や触り心地で表と裏を確認しやすくなります。

エンボス加工のトイレットペーパーはシングルの場合凹面が表、凸面が裏となっており、ダブルは凸面どうしを合わせているのでどちら側も表になる構造となっています。

トイレットペーパーを取り付ける際、前節で触れたロールの取り付け方向と組み合わせることで、簡易的に表面を引き出すことが可能です。

 

 

表が常に出るトイレットペーパーの種類

トイレットペーパーの中には、表面が常に出るよう設計されたタイプも存在します。先ほどのエンボス加工の話の通り、ダブルタイプは裏面同士をくっつけて製造されているため、どちら側も表になっているのです。

このためダブルタイプは、巻き取り方を気にせずに引き出すことが可能です。表面を常に引き出せる安心感があり、快適な使用感が得られます。

 

トイレットペーパーの裏表はどこまで重要か

トイレットペーパーの裏表についてお話してきましたが、結局裏表ってどこまで重要で、どこまで意識する必要があるのでしょうか。

湯浅紙店にて20名を対象にしたアンケートでは、トイレットペーパーの裏表を意識して使用している人は1人もいませんでした。また、トイレットペーパーを触って、裏表をあてられるかを確認した実験では、正解率は50%で、参加した人は「ほとんどわからない」と感じた上で回答していました。

つまり、裏表は多くの人にとっては「どちらでもいい」ものになっているということです。
 

 

まとめ

トイレットペーパーの表と裏には、使用感や効果に違いがあります。日常生活でより快適なトイレ体験をするためには、表裏を意識するのもよいかもしれません。

しかし、大多数の人にとっては「どちらでもいい」ものになっているという現実があるようです。これまで表裏を意識せずに特に困っていなかった人が、神経質に表裏を考えて使う必要はありません。気になる方のみ、特徴を知って使い分けるのがよいでしょう。

 


湯浅紙店 監修

湯浅紙店を運営する株式会社ユアサのスタッフが監修しています。ユアサは創業大正14年。トイレットペーパーやティッシュペーパー、ポリ袋などの日用消耗品の卸売、販売の老舗企業です。特に、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの家庭紙製品については、日本国内の多数の製造工場の見学や、工場責任者との意見交換により、製品製造に関する知見を深めています。また、アンケートや訪問により特に企業の消耗品利用ニーズにも精通しています。

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