トイレットペーパーは湿気ていても使える?湿気から守る方法についても解説

トイレットペーパーは湿気ていても使える?湿気から守る方法についても解説

 

トイレットペーパーを使おうとしたら、なんだかしっとりしていて気持ち悪いという経験をした方もいると思います。
トイレは水回りの設備のため湿気が多く、古い施設などで換気が不十分な場合などはトイレットペーパーが湿気てしまうことが多いのです。
トイレットペーパーは湿気ても使えるのでしょうか。また、トイレットペーパーを湿気から守るためにはどのような工夫をすれば良いのでしょうか。
今回は「トイレットペーパーと湿気」をテーマにお話をしていきます。

  

トイレットペーパーは湿気ていても使えるの?

トイレットペーパーが大きく湿気てしまうと使用が難しくなります。その理由はトイレットペーパーの紙質にあります。
トイレットペーパーは水に溶けやすいよう、短い繊維で作られています。そのため、少しでも濡れると強度が落ち、ぼろぼろに破れてしまったりするのです。
少し湿気ている程度であれば使うこともできますが、肌触りが悪くなったり、ペーパーが破れて肌に付着してしまうこともあります。
トイレットペーパーを快適に使うためには、湿気ないよう工夫することが重要です。

 

 

トイレットペーパーを湿気から守る方法

トイレットペーパーを湿気から守る主な方法としては、以下の4点が挙げられます。

  ・ 除湿シートを利用する
  ・ 風通しの良い場所で保管する
  ・ 湿気ていないか定期的に確認する
  ・ 換気扇を常にまわす

以下に詳しくご紹介していきましょう。

 

除湿シートの使用

トイレットペーパーを長く保管する場合は、除湿シートの利用がおすすめです。
除湿シートとはシートタイプの除湿剤で、引き出しや衣装ケースの中に入れて使用するものです。吸湿面を上にしてトイレットペーパーの上に置くと除湿効果が望めます。
また、容器に重曹を入れたものをそばに置くのも湿気予防になります。

 

風通しの良い場所で保管

トイレットペーパーは風通しの良いところで保管しましょう。
トイレットペーパーはトイレに保管されることが多いのですが、換気が不十分なトイレはトイレットペーパーにとって良い環境ではありません。水洗トイレのタンクや便器内には、常に水がたまっているため、湿気が生じやすく、トイレットペーパーが湿気る原因になるのです。
もしトイレにトイレットペーパーを保管する場合は、棚や収納庫に置きましょう。直接床に置くと、湿気の原因になります。
置き場所がない場合は、つっぱり棒を2本設置してその上に置くなど工夫するとと良いでしょう。

 

湿気ていないか定期的に確認

トイレットペーパーは湿気ていないか定期的に確認しましょう。早い段階で湿気ていることに気づけば対処もしやすいためです。湿気ている場合は乾燥した場所に移して乾かしましょう。

 

換気扇を常にまわす

トイレの換気扇を回して室内の湿気を減らすことで、トイレットペーパーの湿気予防ができます。換気扇がない場合はドアを開けて換気をしたり、除湿機やサーキュレーターを使ったりしてもよいでしょう。
こまめな換気によりトイレットペーパーの湿気を防げるだけではなく、トイレのカビや雑菌を減らし、トイレをきれいに保てます。

  

 

トイレットペーパーが湿気る原因

トイレットペーパーが湿気る原因としては、以下の2点が挙げられます。

  ・ 袋から出して保管している
  ・ 湿度の多い場所に保管している

それぞれについて詳しくご紹介しましょう。

 

袋から出して保管している

トイレットペーパーの袋には防湿効果があります。
袋から出して保管すると湿気てしまうだけではなく、虫やホコリがつく原因になります。
保管は原則、袋に入れたままにしましょう。袋のままだと生活感が出るのが気になるという場合は、バスケットに入れたり、棚にカーテンをつけて隠したりするとおしゃれに収納できます。

 

湿度の高い場所に保管している

湿度の高い場所に保管していると、トイレットペーパーが湿気てしまいます。
先述の通り、トイレは湿度の高い場所なので注意が必要です。
他にも、以下のような場所は湿度が高いため、トイレットペーパーの保管には向いていません。

  ・ 北側の部屋
  ・ 窓辺
  ・ クローゼットや押し入れ
  ・ 床下収納
  ・ キッチン、洗面所などの水回り

 

 

湿気ることによる影響

トイレットペーパーが湿気ると使いづらくなるだけではなく、虫やカビの原因になることがあります。
トイレットペーパーが湿気ることによる悪影響について以下にご紹介します。

 

虫が湧くことがある

トイレットペーパーが原因で湧く虫の代表例が「シミ(紙魚)」です。
シミは体長1cm程度の銀白色の虫です。
湿度の高い場所に好んで生息し、紙や糊、繊維を食べます。湿気たトイレットペーパーを放置していると、シミが増えてしまう原因になります。
シミは刺したり噛んだりすることはありませんが、書籍を食べて痛めてしまったり、ほこりやカビを運んでアレルギーの原因になったりする恐れがあるため注意が必要です。
シミは殺虫剤やホウ酸団子などで駆除できます。ラベンダーのアロマも効果がありますので、薬物に抵抗がある方は試してみると良いでしょう。

 

カビが生えることがある

トイレットペーパーが湿気るとカビが生えることがあります。カビは不衛生なだけではなく、アレルギーや呼吸器系の病気を引き起こす要因にもなります。

 

 

まとめ

トイレットペーパーは水に溶けやすい性質を持っているため、湿気には弱いです。
湿気てしまうと肌触りが悪くなったり、ぼろぼろに崩れてしまったりして快適に使うことができません。
さらに、湿気を含んだトイレットペーパーを放置しておくと、虫やカビが沸く原因にもなります。
トイレットペーパーが湿気てしまうと様々な弊害がでるため、湿気から遠ざけるために袋に入ったままの状態で、乾燥した場所に保管することが重要です。
トイレットペーパーをトイレに保管する際には、除湿シートや換気扇を活用すると湿気を防げます。
トイレットペーパーを使用するときにストレスを感じずに気持ちよく使うために、湿気対策を意識して保管するよう心がけましょう。

 


湯浅紙店 監修

湯浅紙店を運営する株式会社ユアサのスタッフが監修しています。ユアサは創業大正14年。トイレットペーパーやティッシュペーパー、ポリ袋などの日用消耗品の卸売、販売の老舗企業です。特に、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの家庭紙製品については、日本国内の多数の製造工場の見学や、工場責任者との意見交換により、製品製造に関する知見を深めています。また、アンケートや訪問により特に企業の消耗品利用ニーズにも精通しています。

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