トイレットペーパーの相場とは? 値上げの要因も

トイレットペーパーの相場とは? 値上げの要因も

 

日用品の値上げが続いていますが、特にトイレットペーパーの値段が高くなったと感じていませんか?
今回は、トイレットペーパーの相場や値上げの背景について調べてみました。また、トイレットペーパーを選ぶ際のポイントもお伝えします。

今使っているトイレットペーパーの値段が気になる方や、もっと自分に合ったトイレットペーパーを探したいという方は、ぜひ最後までご覧ください。 

 

トイレットペーパーの相場

まずは2024年5月現在のトイレットペーパーの相場を確認しましょう。ここでは、シングルとダブルの人気商品の1パック(12ロール入り)の価格と、1m当たりの実質的な価格を見ていきます。


シングルの相場

 

商品 1パック 1mあたり
商品A 619円 0.94円
商品B 538円 0.90円
商品C 814円 0.68円
商品D 1129円 0.94円
商品E 561円 0.94円
平均 732.2円 0.88円


シングルのトイレットペーパー1パックの価格は様々ですが、1m当たり価格は、0.68円~0.94円で、平均は0.88円と比較的お手ごろです。

 

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ダブルの相場

 

商品 1パック 1mあたり
商品A 619円 1.72円
商品B 538円 1.79円
商品C 814円 1.36円
商品D 1129円 1.88円
商品E 561円 1.87円
平均 732.2円 1.72円
  

ダブルのトイレットペーパー1パックの商品ごとの価格は、シングルと同じブランドのため一緒です。しかし、1m当たり価格は1.36円~1.88円で、平均1.72円とシングルに比べて高めでした。

 

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トイレットペーパーの価格動向

トイレットペーパーの価格は、原料費や配送費などの影響を受けて変動します。近年の価格の推移や、値上げの要因について見ていきましょう。


近年の価格の推移

近年のトイレットペーパー1パック(12個入り)の価格は、月によって多少の上下はあるものの、全体としては上昇傾向にあります。

総務省統計局のデータをもとに全国の平均価格を見ていくと、2017年12月は293円でしたが、翌月の2018年1月は約40%上昇して420円に、2020年10月には前月の449円から約46%上昇して655円となっています。

2023年に入っても2月に10%以上値上げがあり、2024年3月の調査では全国平均のトイレットペーパー1パックの価格は796円まで上昇しました。
2024年4月以降も大手メーカーを中心に5%から20%以上も値上げされています。

 

近年の値上げの要因4つ

トイレットペーパーの値上げの主な要因には、パルプや古紙といった原料や製造する際の原料価格、エネルギー価格、物流費の高騰、人件費の上昇があります。

  •  原料価格の上昇:パルプの原料の木材チップは、日本製紙連合会によると2022年時点で輸入が72.9%と多くを輸入に頼っているため、円安の影響もあってコストが増えているのです。古紙についてもペーパーレス化や環境への配慮などの影響で回収量が減ったので、価格は上昇傾向にあります。
  • 燃料費の上昇:トイレットペーパー製造時には大きな機械を動かすたくさんの電気が必要となります。そのため昨今の電気料金の値上げが影響してきます。
  • 物流費の上昇:2024年4月からトラックドライバーの残業規制が始まり、国内の配送料が上昇していることも値上げの要因のひとつです。トイレットペーパーは大きさの割に値段が低いので物流費の割合が高くなってしまいます。また荷物の上げ下ろしが大変なので、物流業界の中でも人気があまりないのも影響しています。
  • 人件費の上昇:日本全体の賃上げがトイレットペーパー業界にも影響を及ぼしています。生活に必須のトイレットペーパーが不足する事態を防ぐためにも、関連会社は賃上げをしていく必要があるでしょう。

 

トイレットペーパーの値段の違いは?

スーパーやドラッグストアに並ぶトイレットペーパーを見ると、商品によって値段がまちまちです。その違いは主に以下の4つの特徴によるものです。

 

シングルとダブル

同じブランドのダブルとシングルのトイレットペーパーは同じ価格なことが多いです。シングルはダブルと比べて倍の長さのため、1m当たりの価格に換算すると、シングルはダブルより安くなります。

 

巻きの長さの違い

一般的なトイレットペーパーの1ロールの長さは約50mですが、最近は1.5倍巻や3倍巻、5倍巻と長巻タイプも増えてきました。
長巻タイプは1パックの価格は高いですが、1m当たりの単価は安くなることが多いです。

 

香り付きやプリント、カラーなどの違い

バラや白檀、フルーツなど香り付きのトイレットペーパーや、キャラクターやイラストがプリントされているもの、白以外のカラーのものは、白一色のものより少し高めの価格設定になっています。一方で、トイレに非日常感が生まれ、好きな香りに包まれたり、好きなキャラクターを楽しめることは魅力的ですね。

 

紙の原料の違い

トイレットペーパーの原料には、主にパルプと古紙の2種類があります。一般的に古紙の方が原料としての価格が安いため、古紙を使ったトイレットペーパーはパルプより安くなります。また、パルプでも柔らかさや吸水性などによって価格は変わってきます。

 

トイレットペーパーを購入する際のポイント

トイレットペーパーを選ぶ際に「何を基準にしたらいいんだろう?」と迷ったことはありませんか?ここでは選ぶ際のポイントを5つご紹介します。

 

価格と品質のバランス

低価格な商品がお得と感じがちですが、巻きの長さが短かったり、使用感が悪かったりすることがあります。反対に価格が高い商品は使用感は良いものの、家計への負担が大きくなります。ご自分にとって最適なバランスを見つけることが大切です。


シングルとダブル

先ほども触れましたが、シングルはダブルよりコスパが良い一方、使い心地が少し硬めに感じることもあります。肌が敏感な方や柔らかい肌触りを求める方には、ダブルを選ぶのがおすすめです。


長巻タイプや芯なしタイプ

長巻きタイプは、通常のトイレットペーパーよりコスパが良く、取り替えの手間が少なくなります。また、芯なしタイプはゴミが出ないので楽です。最近は長巻で芯なしのタイプもあります。


箱買いやセールでの購入

トイレットペーパーは、まとめ買いすると1ロールあたりの単価が安くなることが多いです。ネット通販なら自宅まで届けてもらえるので、実店舗では難しい箱買いも気軽です。また、お店のセールをこまめにチェックしておくと、おトクに購入できますよ。

メートル単価を見る

トイレットペーパー購入時は店頭に出ている価格だけで見てしまいがちですが、メートル単価を知ることもポイントとなります。
シングルダブル、使用量で異なりますが、一度メートル単価を調べて見ることもおすすめします。

 

 

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コスパ重視なら5倍巻き

トイレットペーパー購入時のポイントを確認してきましたが、最もコスパを重視するのであれば、5倍巻きという商品を選ぶのがいいでしょう。5倍巻きのトイレットペーパーは大きさはほとんど同じなのに通常ロールは巻いている紙の長さがシングル50mに対して、5倍の250mもあります。

シングル1mあたりが通常商品で0.85円ほどですが、5倍巻きは0.57円、ダブル1mが通常商品で1.6円ほどで5倍巻きが1.25円とシングルとダブルのどちらと比較してもコスパがいいとの結果が出ています。

また、トイレットペーパー交換の時間削減、保管場所のスペースの削減、長持ちするので災害時に役に立つ、芯がないために環境にも優しい、という面もありますので家庭だけでなく企業など幅広い場所で活躍してくれるでしょう。

 

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まとめ

これまでトイレットペーパーの値上げの動向や要因、商品によって価格が異なる理由や選ぶ際のポイントについてお伝えしました。

近年は値上がり傾向にあるトイレットペーパーですが、商品ごとに特徴は様々です。価格と品質のバランスを見ながら、好みに合う満足度の高い商品を見つけましょう。

 

 

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湯浅紙店 監修

湯浅紙店を運営する株式会社ユアサのスタッフが監修しています。ユアサは創業大正14年。トイレットペーパーやティッシュペーパー、ポリ袋などの日用消耗品の卸売、販売の老舗企業です。特に、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの家庭紙製品については、日本国内の多数の製造工場の見学や、工場責任者との意見交換により、製品製造に関する知見を深めています。また、アンケートや訪問により特に企業の消耗品利用ニーズにも精通しています。

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