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自治体・事業者向け 令和版 災害に向けたトイレットペーパーの備え方
災害時に役立つトイレットペーパー「超長巻き」 結論からですが、災害時に役立つトイレットペーパーというものがあります。 それはズバリ「超長巻き」のトイレットペーパーです。 超長巻き、って聞きなれないと思いますが、湯浅紙店ではシングルで200m以上の紙が巻いているものを「超長巻き」と呼んでいます。 超長巻きは、圧力をかけてギュッと紙が巻かれた商品で、一般的なトイレットペーパーホルダーに入るサイズでありながら、通常(50m)の4倍以上の紙が巻かれています。 たくさんの紙が巻いてあるので、交換の手間が省け、在庫スペースも削減できるので災害時に役立つというわけなんです。 実際に災害が発生したときは、やることがもりだくさん。 トイレットペーパーなんかで悩むことは極力避けるようにしたいところです。 そんなときに1個あれば長持ちする超長巻きが力を発揮するというわけですね。 ホルダーに設置すれば長持ちして交換の手間が省けるし、保管の場所も少なくて済む。 地味ですが、こういうことが災害時はすごくありがたく感じられるものなのです。 トイレットペーパー備蓄は実はコスト高 災害に備えてトイレットペーパーを備蓄している自治体、事業所は多いです。水や食料などと同じで、何かあったときのために備蓄するものの中に、トイレットペーパーが入ることは広まってきているようです。 では、この災害備蓄用のトイレットペーパーを選定において多くの人が基準にしているのは ・いつも使っているトイレットペーパー ・災害備蓄用トイレットペーパーの2つです。 それぞれについて見ていきましょう。 いつも使っているトイレットペーパー いつも使っているトイレットペーパーを災害時のことまで考量して選定して自治体や事業所はほとんどありません。そもそも災害に向いている「超長巻き」のようなものがあることが知られてないからです。トイレットペーパーは「どれも同じ」「とにかく安いものを」と多くの人が思っています。なので「今困ってないから、今と同じでいい」となるのです。ただ、一般的な長さのトイレットペーパーを使っていた場合、超長巻きに比べれば4~5倍の早さで1ロールがなくなっていきます。保管場所も4~5倍のスペースを確保する必要があるということです。これは災害時に機能的とはいえないでしょう。はっきり言って「めんどくさい」状態となります。 災害備蓄用トイレットペーパー 世の中には災害備蓄専用のトイレットペーパーというものが販売されています。アルミニウムで真空パックされて、10年などの長期保証がついている商品ですね。トイレットペーパーは使用期限などが定められていないものの、紙なので、保存場所が紙に適していない高温多湿や日に当たる場所であった場合、カビの発生や変色などが起きることもあります。こういったことを防げるのが、この長期保存専用のトイレットペーパーです。この災害備蓄用のトイレットペーパーは、その名の通り備蓄には向いていますが、製品をアルミニウムで真空パックする必要があり、その分コスト高となります。メーカーの工場に真空パックができる設備があるケースは少なく、製造とは別の場所に移動して真空パックの加工を行うなどが必要で、製品価格は通常の3倍程度になります。 このようにしてトイレットペーパーを備蓄すること自体は安心につながりますが、備蓄することはその分の保管が必要になるということです。トイレットペーパーはかさばる製品となりますので、保管する場所はをどうするのか、その費用をどうするのかは頭の痛い問題となります。 備蓄したトイレットペーパーをどうやって運ぶの? トイレットペーパーの備蓄には「輸送」という観点でも課題があります。 トイレットペーパーは保管に場所が必要な製品です。 このため、多くのトイレットペーパーの備蓄を使用場所の近くに確保することが難しいケースが多いです。 よって、使用場所から離れた倉庫などに備蓄用の製品を保管する必要があるわけです。...
自治体・事業者向け 令和版 災害に向けたトイレットペーパーの備え方
災害時に役立つトイレットペーパー「超長巻き」 結論からですが、災害時に役立つトイレットペーパーというものがあります。 それはズバリ「超長巻き」のトイレットペーパーです。 超長巻き、って聞きなれないと思いますが、湯浅紙店ではシングルで200m以上の紙が巻いているものを「超長巻き」と呼んでいます。 超長巻きは、圧力をかけてギュッと紙が巻かれた商品で、一般的なトイレットペーパーホルダーに入るサイズでありながら、通常(50m)の4倍以上の紙が巻かれています。 たくさんの紙が巻いてあるので、交換の手間が省け、在庫スペースも削減できるので災害時に役立つというわけなんです。 実際に災害が発生したときは、やることがもりだくさん。 トイレットペーパーなんかで悩むことは極力避けるようにしたいところです。 そんなときに1個あれば長持ちする超長巻きが力を発揮するというわけですね。 ホルダーに設置すれば長持ちして交換の手間が省けるし、保管の場所も少なくて済む。 地味ですが、こういうことが災害時はすごくありがたく感じられるものなのです。 トイレットペーパー備蓄は実はコスト高 災害に備えてトイレットペーパーを備蓄している自治体、事業所は多いです。水や食料などと同じで、何かあったときのために備蓄するものの中に、トイレットペーパーが入ることは広まってきているようです。 では、この災害備蓄用のトイレットペーパーを選定において多くの人が基準にしているのは ・いつも使っているトイレットペーパー ・災害備蓄用トイレットペーパーの2つです。 それぞれについて見ていきましょう。 いつも使っているトイレットペーパー いつも使っているトイレットペーパーを災害時のことまで考量して選定して自治体や事業所はほとんどありません。そもそも災害に向いている「超長巻き」のようなものがあることが知られてないからです。トイレットペーパーは「どれも同じ」「とにかく安いものを」と多くの人が思っています。なので「今困ってないから、今と同じでいい」となるのです。ただ、一般的な長さのトイレットペーパーを使っていた場合、超長巻きに比べれば4~5倍の早さで1ロールがなくなっていきます。保管場所も4~5倍のスペースを確保する必要があるということです。これは災害時に機能的とはいえないでしょう。はっきり言って「めんどくさい」状態となります。 災害備蓄用トイレットペーパー 世の中には災害備蓄専用のトイレットペーパーというものが販売されています。アルミニウムで真空パックされて、10年などの長期保証がついている商品ですね。トイレットペーパーは使用期限などが定められていないものの、紙なので、保存場所が紙に適していない高温多湿や日に当たる場所であった場合、カビの発生や変色などが起きることもあります。こういったことを防げるのが、この長期保存専用のトイレットペーパーです。この災害備蓄用のトイレットペーパーは、その名の通り備蓄には向いていますが、製品をアルミニウムで真空パックする必要があり、その分コスト高となります。メーカーの工場に真空パックができる設備があるケースは少なく、製造とは別の場所に移動して真空パックの加工を行うなどが必要で、製品価格は通常の3倍程度になります。 このようにしてトイレットペーパーを備蓄すること自体は安心につながりますが、備蓄することはその分の保管が必要になるということです。トイレットペーパーはかさばる製品となりますので、保管する場所はをどうするのか、その費用をどうするのかは頭の痛い問題となります。 備蓄したトイレットペーパーをどうやって運ぶの? トイレットペーパーの備蓄には「輸送」という観点でも課題があります。 トイレットペーパーは保管に場所が必要な製品です。 このため、多くのトイレットペーパーの備蓄を使用場所の近くに確保することが難しいケースが多いです。 よって、使用場所から離れた倉庫などに備蓄用の製品を保管する必要があるわけです。...

災害に向けたトイレットペーパーの備え方
おすすめの防災目的の備蓄用トイレットペーパー 防災目的の備蓄用トイレットペーパーを用意するにあたり、以下の2つの商品がおすすめとして挙げられます。 ・アルミパウチの長期保存トイレットペーパー ・長巻きトイレットペーパーそれぞれの商品について詳しく見ていきましょう。 アルミパウチの長期保存トイレットペーパー アルミパウチで真空パックされたトイレットペーパーは、湿気、カビ、害虫、ウイルスなどから守ることができるため、通常のトイレットペーパーよりも長期間保存できます。商品ごとに推奨している保存期間は異なりますが、5年〜10年ほど保管できるとうたわれているものが多いです。 長巻きトイレットペーパー 長巻きタイプのトイレットペーパーは、通常のトイレットペーパーよりも長い紙が巻かれているため、1ロールあたりの使用可能な紙の量が多いのが特徴です。通常のトイレットペーパーは1ロールの紙の長さが50mですが、長巻きタイプは1ロールあたり100m~250mと2~5倍の長さが巻かれています。後ほど詳しくご紹介しますが、湯浅紙店独自の調査結果で、長巻きだから利用者がたくさんの紙を使うということはありません。概ね通常のトイレットペーパーと同じ量が使用されるため、長く巻いているほど1ロールで長持ちすると考えて良いでしょう。しかも、長巻きであっても、通常のトイレットペーパーと1ロールのサイズはほとんど変わりません。防災用として備蓄する際には、1ロールで長持ちすることと、コンパクトさから、250mの長巻きをおすすめします。 備蓄にも最適!5倍巻きの最も安いトイレットペーパーはこちら 防災のために備蓄するにはトイレットペーパーはどれくらい必要? 防災時に必要となるトイレットペーパーの備蓄量を考える際、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。 ・家庭の人数 ・1人あたりの平均使用量 ・1日のトイレットペーパー使用回数 ・最低限備蓄すべき期間(3日〜1週間)過去に掲載した『トイレットペーパー1ロールを平均何日で使い切るのか?男女の差や家族構成、会社内での使用量を解説』では、以下のように定義しています。 性別 1人あたりの平均使用量 1日のトイレットペーパー使用回数 男性 1.37m 1回 女性 1.14m 6回 上記を踏まえて、家族4人(男2人、女2人)が50mトイレットペーパーと250mトイレットペーパーをそれぞれ利用した場合、以下のように備蓄量を計算できます。家族4人(男2人、女2人)のトイレットペーパーの必要量 ・1日の総使用量:約16.42m ・3日間の備蓄量:約49.26m ・1週間の備蓄量:約114.94mトイレットペーパーのロールが50mと250mの場合、以下のように算出可能です。 ロール(m) 3日間の備蓄に必要なロール数 1週間の備蓄に必要なロール数 50m 1ロール(49.26/50)...
災害に向けたトイレットペーパーの備え方
おすすめの防災目的の備蓄用トイレットペーパー 防災目的の備蓄用トイレットペーパーを用意するにあたり、以下の2つの商品がおすすめとして挙げられます。 ・アルミパウチの長期保存トイレットペーパー ・長巻きトイレットペーパーそれぞれの商品について詳しく見ていきましょう。 アルミパウチの長期保存トイレットペーパー アルミパウチで真空パックされたトイレットペーパーは、湿気、カビ、害虫、ウイルスなどから守ることができるため、通常のトイレットペーパーよりも長期間保存できます。商品ごとに推奨している保存期間は異なりますが、5年〜10年ほど保管できるとうたわれているものが多いです。 長巻きトイレットペーパー 長巻きタイプのトイレットペーパーは、通常のトイレットペーパーよりも長い紙が巻かれているため、1ロールあたりの使用可能な紙の量が多いのが特徴です。通常のトイレットペーパーは1ロールの紙の長さが50mですが、長巻きタイプは1ロールあたり100m~250mと2~5倍の長さが巻かれています。後ほど詳しくご紹介しますが、湯浅紙店独自の調査結果で、長巻きだから利用者がたくさんの紙を使うということはありません。概ね通常のトイレットペーパーと同じ量が使用されるため、長く巻いているほど1ロールで長持ちすると考えて良いでしょう。しかも、長巻きであっても、通常のトイレットペーパーと1ロールのサイズはほとんど変わりません。防災用として備蓄する際には、1ロールで長持ちすることと、コンパクトさから、250mの長巻きをおすすめします。 備蓄にも最適!5倍巻きの最も安いトイレットペーパーはこちら 防災のために備蓄するにはトイレットペーパーはどれくらい必要? 防災時に必要となるトイレットペーパーの備蓄量を考える際、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。 ・家庭の人数 ・1人あたりの平均使用量 ・1日のトイレットペーパー使用回数 ・最低限備蓄すべき期間(3日〜1週間)過去に掲載した『トイレットペーパー1ロールを平均何日で使い切るのか?男女の差や家族構成、会社内での使用量を解説』では、以下のように定義しています。 性別 1人あたりの平均使用量 1日のトイレットペーパー使用回数 男性 1.37m 1回 女性 1.14m 6回 上記を踏まえて、家族4人(男2人、女2人)が50mトイレットペーパーと250mトイレットペーパーをそれぞれ利用した場合、以下のように備蓄量を計算できます。家族4人(男2人、女2人)のトイレットペーパーの必要量 ・1日の総使用量:約16.42m ・3日間の備蓄量:約49.26m ・1週間の備蓄量:約114.94mトイレットペーパーのロールが50mと250mの場合、以下のように算出可能です。 ロール(m) 3日間の備蓄に必要なロール数 1週間の備蓄に必要なロール数 50m 1ロール(49.26/50)...